9.29- 日もすがら、君を想う日

今日この瞬間から、5歳差になるあなたへ。



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一年前までなんでもなかった”9月29日”という日が、自分の誕生日以上に特別な意味を持つ日になるとは想像もしてなかったなぁ。

自分の将来を自分の手でつかみ取らなければいけなかった一年。振り返ると楽しいこと、苦しいこと、嬉しいこと、やるせないこと、本当に色んなことがあったよ。そんな変わりゆく状況のそばにはいつも岸くんがいて、変わらないその笑顔に何度も救われた。

私はまだまだ子供で未熟で、岸くんへの気持ちをちゃんと言葉にして誰かに伝えることができる語彙力は持ち合わせていないけれど、「好き」の2文字だけにおさまらない敬愛の気持ちを、「ありがとう」の5文字だけにおさまらない感謝の気持ちを、この特別な日の力をお借りして。総じて岸くんを好きな私がいた証をここに刻んでいけたらいいなと思います。

 

 

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一年前、昼と夜の寒暖差が激しくなるこの季節に私は初めて岸くんに出会いました。

画面の中の岸くんは季節外れの真っ赤なダウンを身にまとっていて、アイドルとは思えないほど謙虚な姿勢とその愛くるしさで共演者からいじられていました。ほとんどテレビを見ることがなかった当時の私は岸くんの名前すらも知らなくて、ただ漠然と「男の人に”可愛い”って思ったの初めてだなぁ」なんて、どこか他人事のように自分に芽生えた感情を受け止めてたの、よく覚えてる。ただその時は正直一時の感情に過ぎなくて、忙しなく過ぎていく日々の中で岸くんに抱いた感情は薄れていった。今思えばまだ”その時”じゃなかったんだよね。

それから数週間後の音を出すのも憚れるほど静けさに満ちたあの夜、未来に何も希望を抱けなくてただただ漠然とした不安でわけもわからず泣いていたあの夜、また岸くんに出会った。ふとしたきっかけで手元の小さな機械から流れ出した、岸くんの周りとは違う感性からくる発言と見てて飽きない表情の変化、そしてそんなバラエティーでの姿とは全く違う、感情を歌に乗せてまるで自分のことを書いた歌詞かのように美しく歌い上げる姿とのギャップ。何よりこの世で一番幸せそうに笑っている姿に、心をギュっっっっっっとつかまれた。今まで感じてきた不安や悲しみで空いた穴を埋めるかのように、突然私の心の一番大切なところにやってきたんだよ。あの時はびっくりしたなぁ。岸くんのことが知りたくて知りたくて、気付いたら検索欄は岸くんの名前でいっぱいになってて、フォルダには笑顔の岸くんで溢れてた。2日後にはライブDVDを購入したりして、あんなに怖かった次の日が待ちきれなくなった。

岸くんを好きになって数か月は、過去の岸くんを知るたびに「もっと前から知りたかった」気持ちが芽生えてはしんどくなって、後悔することもたくさんあったけれど、あの日あの時あの瞬間だからきっと岸くんに魅せられたんだろうなって、今ではむしろあの日の自分に誇らしささえ感じるようになった。人生のどん底で明日の希望が見えなくて泣いてたあの日の自分が、岸くんのおかげで大好きになった。今でもずっと覚えてる、私のかけがえのない大切な日。

 

 

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Q、自信がつく方法は?

A、こんな僕でもこうやって頑張ってるんだから。自信がない時は僕を見て。

いつかの岸くんが答えていた質問。ねえ岸くん、この一年岸くんがいて乗り越えられたことがたくさんたくさんあったよ。

一番岸くんの力を感じたのは、第一志望の最終面接の前日の夜かな。なんか生々しいけど(笑)

人生がかかってると考えたら何をしても寝付けなくて。夜も更け窓から淡い光さえ入り込み始めた頃、何気なくスマホを手にするとガラス部分が銃弾で撃たれたように割れていた私のスマホカバー。どうして割れているのか、思い当たることは一つもなかった。「今日大事な日なのに」なんて、内定もらえないんじゃないかって、なにもかもうまくいかないんじゃないかって、良くないことが頭に浮かんで真っ白になって、瞬きすれば涙がこぼれそうなぐらいどん底になったとき、岸くんのスマホを思い出した。メンバーからスマホにラップを巻いていることを告発されて、笑ってる周囲をよそに「なかなかのお血が出まして」なんて言いながら真剣な顔で説明する岸くん。「まだラップで巻いてるのかな」なんて考えたら一気に涙が引っ込んで、むしろ「岸くんの御加護がついた!」ぐらい気持ちがあがったのよく覚えてる(笑)流石にラップで巻くことはしなかったけど、代わりのカバーがあったにも関わらず割れてる部分をわざわざセロハンテープで止めて、お守りのようにぎゅっと握りしめて家の扉を開けた。

岸くんに救われたことなんて星の数ほどあったけど、あの日ほど明確に支えを感じたことはなかったな。その後ちゃんと内定も貰えて「ああもう私は一生この人に頭が上がらない」と思った、そんな嘘みたいな本当の話。

岸くんを好きになってから毎朝起きることが楽しみになった。まだまだ私の知らない岸くんに出会うために現実を生き抜こうと思った。岸くんを応援する一人として恥じない人間になろうと決めた。心が救われた、なんて言葉では表現できないほどたくさんの"頑張れ"をもらった。いつだって岸くんは現状に満足することなく邁進一筋で新しいことに挑戦している。そんな姿が私の一番の原動力で、岸くんが一からモノを生み出してそれが未来を作っていくたびに勇気をもらってる。好きな人がいるだけで、岸くんがいるだけでこんなにも頑張れるなんて知らなかったな。

 

 

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楽しんでほしい!!!いっぱい笑ってほしい!!とにかくみんなにとって幸せな時間になってほしい。

岸くんはよく私たちに笑顔になってほしいと言う。私はね、友人や家族に呆れられるほど日常で起こったことを何も覚えていなくて記憶力がすこぶる悪いんだけど、岸くんを見て笑顔になったこと、心を動かされたことは書ききれないほど覚えてるよ。

クリスマスなのに書類とにらめっこしてた時「僕たちからのクリスマスプレゼントです」とテレビから特別を届けてくれた日、岸くんを好きになって知り合った友達のおかげで自分の将来を決めることができた日、I promiseの告知をしていた時小声で「ありがとうございます」と感謝の言葉を紡いでいた姿を見た日、たくさんのうさぎのぬいぐるみに囲まれながらの岸くんの「ぴょんぴょん」に狂わされた日、VS魂のレギュラー発表の時テレビの中に現れた岸くんの姿を見てあまりに嬉しくて信じられなくて晩御飯が一つも喉を通らなかった日、ぜんぶぜんぶ、私を笑顔に変えてくれた日。

投げキッスしてる岸くん、朝ごはんに納豆を食べた岸くん、現場でカンチョーばかりされてる岸くん、いつももみあげがくるんってしてる岸くん、フグのモノマネをする岸くん、トイプードルになりたい岸くん、ラディッシュラディッツと間違えた岸くん、覚えた英単語を覚えていない岸くん、初ブログで蜘蛛の写真をのっけて以来注意喚起の画像をはさむようになった岸くん、サバゲ―中に亀を見つけて夢中になる岸くん、現場の休憩時間に食べれる分だけ食べ物を詰め込んだ岸くん、金木犀の匂いを「冬の準備してるみたい」と表現する岸くん、エゴサするほどのTwitter玄人なのに太一さんとの会話で初心者ぶる岸くん、歌番組でカメラを見つけると「お!」って顔をした後に微笑む岸くん、「なにか生き物いないかな♪」って海をのぞいていた岸くん、25歳の秋は「トンボになって飛び始めたい」岸くん、冬は”小さなご褒美”が多めの岸くん、年明け早々「僕と接吻したくないですか?」と発言しTLをざわつかせた岸くん、スタートのピストルに驚いていた岸くん、どんな時も表情豊かにVTRを見る岸くん、「ドリボはキャスティングミスじゃないか」なんてこぼしていた岸くん、「みんなが僕のこと好きなんですよ」とはにかみながら言う岸くん、26年前の今日この日に2874gで生まれた岸くん、ぜんぶぜんぶ、私の大好きな岸くん。

ねえ岸くん、たくさんたくさん笑顔にしてもらってるよ。どうしたらその感謝の気持ちを届けることができるのか、いつも世界中に愛を叫びながらずっと考えてる。

 

 

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リーダーが悪者に見えるなら我々の力不足です。

話は変わって、かつて私の青春の一部分だった彼らの一人が言った言葉。その言葉を聞いた時からずっと、岸くんを好きになってから変わらずにずっと、私には抱いてる気持ちがある。

「アイドルの世界から少し離れたいと願うことが悪者扱いされる世界ってそのアイドルの人生は誰のものなんだろう。」

「私たちがアイドルを推しながら送っている普通の生活をアイドルは望んだらダメなのかな。私もいつか岸くんがアイドルの世界から離れたいと願ったときその選択を責めてしまうのかな。」

好きになった当初は正直「心の底からオタクになっていないからアイドルじゃない選択も応援できるのかも」なんて思ってた。でもね、毎日知らない岸くんに出会って、毎日新しい岸くんに魅了されて、毎日未来の岸くんにわくわくして、毎日岸くんに恋をしていたこの一年を通して、やっぱりその気持ちは変わらなかった。

もしも岸くんがアイドルじゃない世界で生きたいと願った時、それは私と同じような世界かもしれないし、表舞台であってもまた違う世界かもしれない。ただね、その選択をいつまでも応援できるファンでいたい。岸くんのした決断が尊重される世界であり続けられるように声を上げ続けたい。岸くんが人生の岐路に立たされた時にアイドルという職業を選んでくれた事実をかみしめながら、そんな岸くんを守るなんて烏滸がましいこと言えないけど、降りかかる火の粉の一つぐらいはらえるファンでいたい。もちろん岸くんがアイドルで居たいと願い続ける限り、その世界で輝く岸くんの脈として、星々として、紫色のファンとして、岸くんの姿をずっと応援し続けたい。岸くんが見せてくれる姿だけに魅了され、いつまでも醒めない夢の中にいたい。

だって私は、ステージ上でのびのびと歌い、銀河中の煌めきを纏って踊り、その全てを魅了する。そんな岸くんが大好きだから。誰かの夢を一緒に見たいと思ったのも、誰かの未来を考えるとワクワクしたのも、全部全部岸くんが初めてだったから。

 

 

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人間は長所で尊敬されて短所で愛される

どこかで聞いてずっと胸に留めてる言葉。短所さえも包み込んで愛してくれる人とこそ永遠に関係が続くしそれは推しに対してもそうじゃないかと思う。岸くんの長所と短所なんて私が語ることじゃないけどね。

でも、

自分の顔は好きじゃないです。普通っていうか.......

と言っていたどこを切り取っても違う魅力をまとうあなたの顔が、

歌もダンスもどっちも自信がない

とどこまでも謙虚に受け止めるあなたのパフォーマンスが、

一般常識ですか?

とあまりの天然ぶりを責められ口にしたそんなあなたの感性が、

人よりほんのちょっと謙虚で繊細な岸くんがこぼす「自信がない」を私の全てで、岸くんの過去も今も未来も全て肯定したい。岸くんがいるからこの世界で頑張ろうと思えたから。岸くんがいるからこの世界がほんのちょっと愛おしく思えたから。だから長所も短所もごちゃまぜに、岸くんのすべてがまるっと好きな私の気持ちは冷めることがないんだろうなって思うんです。

 

 

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25歳の岸くん、希望を貰い続けた。

ほんとうに、ただ一人の名前をお守りにし続けたいちねんだったな。

岸くん
岸優太さん

大好きな名前、ずっとずっと恋焦がれてた名前。

なんでもできそうな気がするんだよね。

これからも岸くんにもらった沢山の気持ちを胸に。岸くんに助けてもらった、支えてもらった、あの時の自分を色褪せないよう、心の一番大切なところに鍵をかけてそっと。他人の幸せや期待、恋心を今日も背負い邁進一筋で頑張るあなたが、少しでもあなたらしくいられる一年でありますように。

 

お誕生日おめでとう。

25歳の岸くん、ありがとう。26歳の岸くん、大好きです。

どうか、ずっとずっと幸せに。

 

 

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